カテゴリー「詩・物語」の記事

2009/01/30

暖かな雨は

 
なぜ、こんなに暖かな雨。
 
たくさんの問題を山積みにして、雨。
 
何も解決しなかった。
 
答えを求めるのが怖かった。
 
どこでどう、道を、
 
愛を、誤ったのだろう。

  
雨降りの夜、
 
道を照らすものは何もない。
 
ワイパーの先に目を凝らして、
 
危うくハンドルを切る。
 
流れる涙の温度は体温と同じ。
 
またわたしの肌に吸い込まれて、全身を巡る。
 
 
雨はゆるやかにわたしの体温を下げ、
 
涙は闇を循環して、降る。
 
 

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